第47回「影を染める ― 藍染師 近藤心由」

KOROMOのコンセプトである「凛と咲く、影」。

これに欠かせないのが藍染師の近藤心由さん(micoさん)です。

日本の伝統色である「大和色」を大切にしているfucicaだからこそ、

藍染の「JAPAN BLUE」で特別な作品をお届けしたいと考えていたのです。

micoさんの藍は、

さざなみのように静かで、奥ゆかしく、影の中に溶けていくような色。

彼女の師であるREITA MORIYAさんのアトリエで、

生きている藍の甕に、そっと布を沈める姿を見ました。

赤子を沐浴させるように、やさしく、静かに。

優しく静かにゆっくりと染め、

丁寧に洗い、また染め、洗い、

を繰り返し干して

12月のよく晴れた日で、陽の光とそよ風に踊るワンピースは新しい命を宿し、

寒空の 中でも喜んでいるように見えたのを思い出しました。

micoさんはとても感覚的な方で、ふわっと優しい印象ですが、

酸いも甘いも経験され てきたからこその芯の強さを感じる、そんな方です。

それが藍染に現れているのだと私は感じ、

またfucicaのKOROMOにそれを表現してく れました。

ひとつひとつ、

micoさんの手で染めていただくため数がとても限られていますが、ぜひ

【藍染師】 近藤心由(MUUET)

1999年よりファッション業界にて販売、マネージャー、企業デザイナーとして経験を積み、

その後ODMメーカーでの企画・生産を経て独立。

ブランドコンサルティングやフリーランスデザイナーとして活動後、2018年にミュエットを開業。

2020年より独学で手染めを始め、「ナチュラルな手染めをモードに魅せる」をコンセプトに、

手染めをデザインの一部として捉えた表現を展開。現在は藍の栽培から染色まで学びを深めている。

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