第43回 「年末のご挨拶」

2025年も、もう今日でおしまいですね。

みなさま本当にお疲れ様でした。

この一年を振り返ること約二週間、今日の今日まで結局うまくまとめることができませんでした。

まとまらないのなら仕方ない。

ありのままの言葉になりますが、大切な節目として今書き記します。

fucicaは来年10周年を迎えます。

そう、この1年というよりも10年を振り返っていたからまとまらなかったのかもしれません。

このブランドを私の分身として立ち上げたこの10年を思い返すということは、

つまり自分の人生のを振り返ることと同じなのです。

心から信じられる人との出会いや、別れ。

飛び上がるほど嬉しいことから、いっそ全てを捨ててしまいたくなることも。

ささやかですが修羅に満ち満ちた道でした。

でも何があっても、たとえ全てを失ったとしても、

fucicaだけはなんとしても守ることだけをひたすらに続けてきたのだなと今思いました。

決して美談にはしたくないのです。

fucicaはやはり、”私自身”だから。

私は製作をする際に、既成の物を指標に設定すると愛情が持てなくなってしまうので、

空気や温度、人間の内側から出ている“色、音、形”からアイディアをもらうことが多いです。

自分の中に渦巻く感情や美意識をカタチにし、

それを選んでいただけるという奇跡に、いつも感動と感謝と敬意が溢れます。

こんなにもモノが溢れる世の中で。

まさに、「有り難い」ことです。

ありがとうございます。

もちろん私一人ではこのfucicaは成り立たず、

様々な形で長年力添えをしてくれている仲間があってこそ、それもまた本当に「有り難い」ことだということも。

人から見れば、なぜわざわざの選択を…と言われることばかりの人生ですが、

避けようのない私の生き方だなと思いました。

正しさばかりに脅かされたくないのです。


だからこそ私にしか生み出すことができないものがあって、それをお届けしたいのです。

目で見て心で感じた美しい情景というのは、脳に焼き付ける他、到底捉えられない儚いものだと思うのです。

人間関係も同じように。

日々精進ですが、来年はもっと、もっと自分を突き詰めて壊して、創って、みなさまにお届けします。

そして私は日本が大好きです。日本人に生まれて本当に幸せだと、

そんなことをこの年末に思いました。

どうぞ良いお年をお迎えください。

来年もfucicaらしいfucicaを皆様にお届けし続けます。

2025.12.31
fucica
director YUKO.

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