第17回「お化粧の教育」

みなさんは、いつからお化粧をし始めましたか?

私は小学校5年生の夏に家族旅行へ行った時、

2つ年上の従姉妹にマスカラをしてもらったことがきっかけで、お化粧に興味を持ち始めました。

もちろん世間一般では「子供」なのだけど、初めて恋をして、初潮を迎え、

心も身体も「少女」から「女性」に変化する時期だったので、お化粧が楽しいと思えたのでしょう。

私のように、年上のお姉さんや友達の影響で幼少期からお化粧を始める人もいますが、
中には、社会人になるまでお化粧をしたことがない、という人も少なくありません。

お化粧をし始める時期も、きっかけも人それぞれです。

ただ、どの時期から始めたとしても、お化粧って「教えてもらう」ことは少なく、

「模索する」という手段が多いと思うのです。

『YouTubeを見てなぞらえるけど、自分にはあってるのかな?』


『いろんな口コミを見るけど、自分はどこの化粧品が合ってるんだろう?』


『ちゃんと教えて欲しいけど、店頭に行くと買わなきゃいけない雰囲気になるし…』

今まで接してきた皆さまのお声を聞いていると、

そんな不安があるのだと実感しましたし、私もそう感じることがあります。

だからこそ、今の子供たちのためにお化粧を学ぶ機会をつくる

〝Make Education〟

という企画をはじめました。

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子供の頃は「おませさん」と言われ、大人になると「マナー」と言われる
そんな、不思議な存在の「お化粧」
お化粧に興味を持ち始める頃、
なんとなく後ろめたくて、なんとなく恥ずかしくて、こっそりと…

大人になるまでに、誰も自分らしいお化粧のしかたを教えてくれない
誰も正しい化粧品の選び方を教えてくれない
子供たちが、自分の個性を大事にして、
自分のお肌をいたわったお化粧ができる未来のために
お化粧と向き合う仕事をする大人からお化粧のエデュケーションをするプログラム

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第一弾として、二日間に渡り3人の小中学生に参加してもらいました。


お化粧はもちろん、それに合わせたファッションも大事だということを体感してもらうため、
1日目はみんなで古着屋巡りをし、3人それぞれの個性に合わせた衣装選びからスタートしました。

初対面なのでちょっと緊張気味なところがとっても可愛らしく、一緒に色々なものを選んだり食事をしていく中で、好きな色や形、嫌いな食べ物や興味のあることを探っていきました。


やはりそれぞれまったく違った好みがあり、それを最大限に活かして楽しんでもらいたいと心から思いました。

二日目は、衣装と合わせてヘアメイクをし、撮影です。

一人ひとりと向き合ってからどんなヘアメイクにしようか決めようと思っていたのですが、ネイルは自分で選んでもらい、どんな色が好きか、どんな自分になりたいか、そんなことを聞いていくうちにどんどん個性が見えてきて、私自身もとても楽しんでいました。

撮影の時、モジモジしちゃうかなーと思っていたのですが、衣装もヘアメイクも完成すると、初日にはなかなか見せてくれなかった豊かな表情を出してくれるようになりました。

むしろ、胸を張って堂々と、それぞれのチャームポイントをしっかり活かして、子供とは思えないちょっとゾクっとするくらいの振る舞いが印象的でした。

子供から女性へ、そんな姿をそばで見守るパパたちの表情も嬉しいやら寂しいやらの複雑な感じが面白かったです。笑

撮影終わりに、みんなへfucicaのアイシャドウをプレゼントしたのですが、一番小さな子がチョンチョンと私の肩を叩き、

「今日私はどの色を使ったと?」と、

初めて話しかけてくれました。

これをきっかけにして、大人になった時にお化粧のことで困ることがなく、楽しむために学んでいってくれたら嬉しいなと思いました。

メイクにはテクニックや知識も必要ですが、やはり一番大事なのは変化する自分を心から「楽しい」と思えることだと再確認できました。


今回はメイクだけでしたが、美しいお化粧をするために必要な肌の基礎知識や、化粧品の成分なども教えていけるように、次回も試行錯誤をしてこの企画を進めていきたいと思います。

Make Education

producer 
>Masakazu Shigeta

Hair Make/Director
>YUKO

photographer 
>YUJIRO KOYAMA
>CHU

Movie
>Shun Sakuma

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