第1回「大和色」

日本人は古くから、移り行く四季の中に美しさを感じ取り、それを「色」として見出し、暮らしの中に取り入れてきました。

その多彩な色合いは、日本の伝統色である「大和色」とよばれ、約500種類もあると言われています。

歴史の流れの中でつけられた大和色の名は美しく、趣があるものばかり。たとえばBENIの商品名でもある「梅重(うめがさね)」は
重なり合った紅い梅の花のような明るい紅赤色のこと。
「桃花色(ももはないろ)」は、美しく咲く桃の花のような淡い紅色。

大和色は、古くから日本人が大切にしてきた美意識や繊細さに気付かせてくれます。
大和色を知ることで、四季の移ろいや自然の儚さなど、見落としがちな日常の中にある美しさを感じ取ることができるでしょう。

また、日本人の美意識が生んだ大和色は、日本人の肌質や肌色にすっと馴染む色が多く、メイクや服に取り入れてみるのもおすすめです。

fucicaはそんな大和色をベースに、気品ある彩りで、メイクアップ=化粧文化を楽しむすべての方に百花を愛でるような幸福感を届けるブランドとして商品づくりをしています。

「BENI」全8色は、大和色を軸にパーソナルカラー診断で用いられる「春夏秋冬」のタイプ別で選べるようにしました。

春タイプの方の色選びのポイントは、ツヤ感と透明感。
明度が高く、高発色のものが肌に映えます。
日本女性に多い夏タイプの方は、淡い青みを含んだ色や、薄いグレーを感じさせる穏やかな色がおすすめです。
秋タイプのかたは、茶色みのあるクラシカルな色やヌーディカラー、中でもマットな質感や発色のいいものは肌をよりきれいに見せてくれます。
冬タイプのかたは、華やかなビビッドカラーと、その反対のクールで淡いカラーまで、似合う色が幅広いのが特徴です。

日本人に合う大和色を軸に作られた「BENI」は、ナチュラルからエレガントまで、スタイルに合わせた使い分けが可能なカラーバリエーションとなっています。

皆さまの日常に「大和色」を取り入れ、より彩りのある毎日を楽しんでみてはいかがですか?

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